(原文はA4判 縦書き3段組み)
凌霜謡会(観世流)
▷・・・・新春例会・・・・◁
とき 令和6年1月13日(土)
ところ 神戸大学大阪クラブ
令和6年の新春例会を開催しました。今回はOBのみ28名が集いました。
コロナがほぼ終息したことをふまえ地謡の人数制限も廃止して、素謡11番を謡いあげました。
ただ省略箇所を多くとり謡会全体の終了時刻を早めるように努めました。
朝10時に欠席者の代役変更をしたあと、今年の御題小謡の「和」を全員で元気に謡い、「老松」を
はじめとして午前中に素謡5番、午後に素謡6番を力強く謡いあげました。地謡の人数制限をなくした
ために約20名もの大勢の地謡の調子がきれいに揃って、凌霜謡会ではいつも感じる何とも言えない
爽快感を味わうことができました。
謡会終了後の懇親会は前回は立食でしたが、今回は高齢者が多いためにクラブ事務局の担当者
のご提案により机・椅子を並び替えて椅子に座っての食事会となりました。はじめに段野治雄会長の
挨拶があり、最高齢の東谷晟氏の挨拶と乾杯のあと懇親会が始まりました。 食事をしながら色々の
報告や近況などほぼ参加者全員がマイクの前で話をしました。 愉快な話、耳寄りな話、病気の話、
近況などいろいろの話がありました。 中でも能楽部の存続問題については、現在ただ一人の現役
学生と能楽部の師範とOBの三者の協力体制を強化して、何とか部員獲得につながるためのイベント
等の開催を企画しているとの報告がありました。まもなく創部100年を迎える伝統ある観世流能楽部を
是非とも存続させたいと参加者全員が切に願っていることでありました。
次の夏の例会は令和6年6月8日(土)同じく大阪クラブで開催予定です。
多数の皆様の参加をお願いします。
番 組
素謡…老松、経正、杜若(女性)、芦刈、鞍馬天狗、菊慈童、屋島、東北、富士太鼓(女性)、
小鍛冶、海士
参加者 28名
東谷 晟(昭31)、左鴻秋義(昭37)、久下昌男(昭38)、佐々木肇宏(昭39)、
戸次威左武、段野治雄(昭40)、楠田美樹、林 耕作、小野山久美子(昭41)、三宅 晃(昭42)、
大島浩子、草壁美代子、安藤幸雄(昭43)、八十嶋敦子、湯朝憲之、向濱幸雄(昭44)、
菊地侃(昭45)、武内安雄、西田美恵子、高島千明、川邊利招(昭46)、中崎和美、福田啓介(昭47)、
飯田博江(昭49)、三谷恭三(昭51)、伏見和政(昭54)、出口英理子(昭56)梅園健治(昭61)
(経・安藤幸雄)
※ 見開きに集合写真が掲載されています。(アルバムに掲載の写真と同一です。)