(原文はA4判 縦書き3段組み)
凌霜謡会(観世流)
▽・・・・新年謡会・・・・△
と き 1月13日(土)
ところ 大阪凌霜クラブ
折からの寒さで風邪のため急遽欠席の方もいらっしゃいましたが、OB41名、学生3名、
計44名(内、女性が13名)と多くの仲間が参加、大盛会となりました。最年長は昭和28年
卒業で米寿を迎えられた仲さん、最年少は18歳の学生さんです。
会に先立ち、昨年逝去された松井逸三様(昭25卒)服部龍治様(昭31卒)のご冥福を祈
り黙禱を捧げました。
謡会は午前10時から昼食休憩をはさみ午後5時半まで、素謡14番、連吟3番を元気一杯に
謡いあげました。これだけ謡うと皆さん心地よい疲れでのども乾きお腹もすいた様子です。
懇親会は冒頭、里井会長が、ご逝去された松井さん、服部さんとの思い出、哀悼の辞を
述べられた後、今回をもって会長を辞したいとの申し出とともに、後任会長を前田紀一郎
さんにお願いしたいとの提案があり、全員拍手をもって承認されました。
里井さんには平成23年以来、7年間の長きにわたり会長として会の発展にご尽力いただき
ました。心より御礼申し上げます。新会長をお願いする前田さんは昭和38年卒業で、爾来、
後輩や現役学生の指導、交流に熱心にあたられ、謡に対する深い情熱は誰しも認めるところ
です。新会長のもと益々活発で楽しい謡会にしていきましょう。
東谷さんによる乾杯で懇親に移り、皆さん大いに飲み、食べ、あちこちで楽しい話に花が
咲きました。学生さんからは現在の活動状況や新入部員勧誘の意気込み、昨年移設した舞台
の状態等色々話していただきました。
宴たけなわとなり中締めの挨拶を今回は女性パワーの代表として八十嶋さんにお願いし、
ユーモア溢れる力強い挨拶をいただきお開きとしました。
毎回書いておりますが、大半の方が卒業後は謡から離れておられましたが、この会に出席
の都度、元気な大きな力強い声に戻られ、肚からの謡を楽しんでおられます。まだ再開をさ
れていない方も、最初は聴くだけでも結構ですので、是非一度お顔を出していただきたく思
います。
次回は6月9日(土)の予定です。
番 組
素謡・・・・高砂、竹生島、巴、実盛、半蔀、吉野天人、葵上、巻絹、俊寛、鉢木、咸陽宮、
海士、安達原、熊坂
連吟・・・・玉葛、賀茂、班女
出席者
井川一宏(前顧問教官)、仲 巌(昭28)、里井三千雄、東谷 晟、牧 千雄、北畠節也
(昭31)、堤 文男(昭33)福田好男(昭36)、左鴻秋義(昭37)、久下昌男、前田紀一郎
(昭38)、佐々木肇宏(昭39)、黒田昌吾、戸次威左武、段野治雄(昭40)、大林治郎、
楠田美樹、永江幹雄、林 耕作(昭41)、尾島洋三、川上勝美、三宅 晃、丹羽啓裕、
和田幸江(昭42)、安藤幸雄、大島浩子、草壁美代子(昭43)、湯朝憲之、八十嶋敦子、
芥川美和子(昭44)、川邊利招、武内安雄、高島千明(昭46)、中崎和美、福田啓介(昭47)、
飯田博江、三崎典子(昭49)、長永恭子(昭52)、伏見和政(昭54)、西川孝夫(平12院)、
一色俊哉(平23)
田畑泰孝、中村叡奈、宮田 華(学生)
(法・尾島洋三)