(原文はA4判 縦書き3段組み)

 

        凌霜謡会(観世流)

           ▷・・・・再開の6月例会・・・・◁                           

と き   令和4年6月11日(土)

ところ   神戸大学大阪クラブ

 

 コロナの影響で令和2年1月に実施して以降中止が続いていた凌霜謡会を再

しました。まだコロナが完全におさまっていないために感染対策として、

入口で体温測定、マスクのチエック、手指の消毒、ールの窓を開けて扇風機

を回して換気をし、マスクまたはフェイス・シールドなどを着用して謡いました。

地謡は10人を限度とし、見所の席は間隔をあけて座り、従来の素謡14番を10番

に減らして早めの終了を目指しました。

 朝10時に開始しましたが、久しぶりの凌霜謡会のために始めのうちは地謡の

調子がなかなか揃わなかったのですが、会が進むにつれて地謡の調子も徐々に

揃い始めて、最後の「融」を謡いあげると、いつも感じる何とも言えない爽快感

味わうことができました。

   謡会終了後の懇親会は従来の立食ではなく自席での食事会でしたので、自由

歩き回ることはできませんでしたが、謡会後のさわやかな余韻の残るなか、

最長老の東谷晟氏の乾杯で始まり、各自一人一人が挨拶や近況を報告しあって

懇親会はあっという間に時間が経ちました。

 コロナ等のために参加者は従来の約半数の20名になり、いろいろと窮屈な制約

を設けた謡会ではありましたが、伝統ある凌霜謡会がコロナに負けず何とか無事

再開できて本当に良かったと思いました。

 次回の新春例会は1月14日(土)同じく大阪クラブで開催の予定です。

多数の皆様の参加をお願いします。

 

番 組

素謡…高砂、敦盛、江口、天鼓、弱法師、安達原、田村、東北、俊寛、融

連吟…玉鬘(女性)

 

参加者

卒業生20名

東谷 晟(昭31)、左鴻秋義(昭37),久下昌男(昭38)、戸次威左武(40)

小野山久美子、楠田美樹、林 耕作(昭41)、藤本吉郎,大島浩子,草壁美代子,

安藤幸雄(昭43)、湯朝憲之(昭44)、菊地 侃(昭45)川邊利招、(46)、

中崎和美、福田啓介(昭47)、伏見和政(昭54)、梅園健治(昭61)、

一色俊哉(平23)、金子愛子(平25)

 

                             (経・安藤幸雄)

※ 当日の記念写真が第435号の見開きに掲載されています。

      本HPの「アルバム」をご参照ください