(原文はA4判 縦書き3段組み)

 

                                        凌霜謡会(観世流)
                   △6月例会▽
                    

 と き   令和5年6月17日(土)

 ところ   神戸大学大阪クラブ

  コロナの中断後の再開第3回目となる凌霜謡会を開催しました。OB30名、
学生1名の合計31名が集いました。昨年の6月は20名、今年の1月は25名で、
参加者は徐々に増加してきました。
 

謡会は素謡10番、連吟1番とし、マスク着用などは個人の判断に委ねました。
また省略箇所を多くとり、全体の終了時刻を早めるようにいたしました。
 朝10時に初参加者の紹介のあと「賀茂」の素謡に始まり、午前中に素謡5番、
午後に連吟1番と素謡5番を力強く謡いあげました。会が進むにつれて地謡の
調子も徐々に揃い、凌霜謡会ではいつも感じる何とも言えない爽快感を味わう
ことができました。
 

大阪クラブから最近は立食形式の懇親会が再開され始めていると聞き、謡会
終了後の懇親会は久しぶりに立食で実施しました。
 はじめに東谷先輩が空席になっていた凌霜謡会の会長に段野治雄氏を推薦し、
全員一致で承認されました。そして段野新会長の就任挨拶と乾杯のあと、久し
ぶりに歩き回ってあっちこっちで談笑の輪が広がり、お互いに謡会後の爽快感
を満喫することが出来ました。懇親会はあっという間にお開きになりました。
 

また今回学生唯一参加の田中誠士君は文学部2年生で大阪観世会の養成会に
所属する“プロの卵”という紹介がありました。心強い現役学生の出現により
「能楽部廃部」を免れ、さらに今後の能楽部の発展にも大いに貢献してもらえ
るものと期待は膨らむばかりでした。

 

 次回の新春例会は令和6年1月13日(土)大阪クラブで開催予定です。多数
の皆様の参加をお願いします。

素謡…賀茂、頼政、藤戸、邯鄲、通小町、難波、実盛、松風、隅田川、鵜飼
連吟…羽衣(女性)

参加者

 

卒業生 30名
井川一宏(前顧問教官)、東谷 晟(昭31)、福田好男(昭36)、左鴻秋義
(昭37)、久下昌男(昭38)、佐々木肇宏(昭39)、戸次威左武、段野治雄
(昭40)、楠田美樹、林 耕作(昭41)、三宅 晃(昭42)、大島浩子,草壁
美代子,安藤幸雄(昭43)、八十嶋敦子、芥川美和子、湯朝憲之(昭44)、菊地
侃(昭45)、武内安雄、西田美恵子、高島千明、川邊利招(昭46)、河野 豊、
中崎和美、福田啓介(昭47)、飯田博江(昭49)、三谷恭三(昭51)、伏見
和政(昭54)、反田雅之、出口英理子(昭56)

学生 1名  田中誠士(文学部2年生)
                        (昭43経・安藤幸雄)

 

※ 見開きに集合写真が掲載されています。(アルバムに掲載の写真と同一です。)