(原文はB5判 縦書き3段組み)

            東 京 凌 霜 謡 会

 ◇十月例会(定例開催日として第二土曜日を利用して来ましたが、第二土曜日が金融機関

 の休日とかち合うことから都合の悪い方があるため、十月より第四土曜日を定例とするこ

 とになりました)。二十二日(第四土)午後一時より交詢社にて開きました。当日は渡辺

 幹事が欠席のため、吉田誠氏にお世話願いました。

     番  組

 菊慈童   シテ  安村慶次郎(昭4      ワキ 吉野正二(昭12)

      ツレ 吉田 誠(昭14

 清 経   シテ 北岡源太郎(昭5       ワキ 安村慶次郎

 野 宮   シテ 岡田よし子(茂義氏夫人)  ワキ 三木静雄(昭4

      成経 吉野正二

      康頼 岡田茂義(昭4)

 俊 寛       シテ 丸山語郎(大14        ワキ 三木静雄

 紅葉狩   シテ 三木静雄            ワキ 吉野正二

                        ワキツレ 吉田 誠

     祝言 午後五時   

 

 ◇十一月例会は二十六日(第四土)午後一時より交詢社にて開催。参加者十名

(お役なし岡田、中田夫人)

     番  組

 竜 田   シテ 安村慶次郎(昭4         ワキ 渡辺藤四郎(昭13

 実 盛   シテ 三木静雄(昭4      ワキ 安村慶次郎

                        ワキツレ 渡辺藤四郎

 定 家   シテ 中村夫人(故新三郎氏夫人)  ワキ 高田夫人(故透氏夫人)

      子方 三田三郎(大5

 船弁慶   シテ 丸山語郎(大14      ワキ 北岡源太郎(昭5 

                         ワキツレ 渡辺藤四郎

    祝言 午後五時

  

 ◇十二月例会は十一月例会に続いて十二月三日(第一土)交詢社にて開催された。昭和

 五十八年最後の会合は参加者九名で曲目を四つとし、銀座で夕食を共にした。来年より

 の曲の選定などについて意見交換がなされた。

      番  組

       ツレ 北岡源太郎(昭5

 和布刈    シテ 安村慶次郎(昭4      ワキ 渡辺藤四郎(昭13

       ツレ 吉野正二(昭12) 

 鉢  木    シテ 三木静雄(昭4      ワキ 岡田茂義(昭4

                          ワキツレ 三田三郎(大5

        ツレ 岡田茂義

 巻 絹      シテ 高田小園(故透氏夫人)   ワキ 北岡源太郎

 猩 々    シテ 丸山語郎(大 14        ワキ 三田三郎

                                                                             (渡辺 記) 

  

   (転写注)  11月例会「定家」シテ中村夫人の夫君名「信三郎」を「新三郎」に訂正。