(原文はB5判 縦書き3段組み)
恒例の謠会を六月二十八日（日）松泉館舞台（阪急六甲北、若林邸内）で開いた。
参加者は十八名で、特筆すべきことは今回二人の若い新人（昭61卒）梅園健治君と
馬島肇一君の参加を得たことである。
青葉の茂る庭園に囲まれた舞台で、素謡九曲、独吟三曲、仕舞一曲をこなし、
少憩の後懇親会に移った。若林家のご芳志の生酒に和やかな気分に包まれ、同窓・
同好のよしみを深め、次回を約して散会した。
出席者および番組はつぎの通りである。今回も予め地頭を定めて充実をはかったが、
地頭名は番組から省いておく。
〇出席者（敬称略）
平井 光治（昭2） 香川 義行（昭 3） 伴 健次郎（昭4）
藤井 茂（7学） 生田 八郎（昭 8） 西尾 雄一（昭11）
伊藤 欣二（昭17） 松田幸次郎（昭19） 平田 二郎（昭23）
里井三千雄（昭31） 林 哲夫（昭32） 大道 一雄（昭35）
段野 治雄（昭40） 戸次威左武（昭40） 梅園 健治（昭61）
〇番 組
素 謠
三 輪 西 公子 平田 二郎
頼 政 段野 治雄 戸次威左武
林 哲夫
千 手 生田 八郎 西尾 雄一
恋重荷 伴 健次郎 香川 義行
大道 一雄
独 吟
実 盛 松田幸次郎
鉢 木 藤井 茂
道成寺 香川 義行
仕 舞
西 公子
藤 戸 若林 邦昌 里井三千雄
静 西 公子
判官 平田 二郎
姉和 大道 一雄
起請文
猩 々 林 哲夫 大道 一雄
（藤井 茂 記)