(原文はB5判 縦書き3段組み)
東 京 凌 霜 謡 会
◇四月例会は二十七日(第四土)正午より交詢社にて開催。急用のための欠席者があり、
参加者は九名であった。時間の関係で善知鳥を割愛した。
養 老 シテ 大久保治一(昭11) ワキ 吉野正一(昭12)
法皇 滝野 晋
内侍 大角征矢(昭29)
局 吉野正二
大原御幸 シテ 高田夫人(故透氏夫人) ワキ 北岡源太郎(昭5)
ワキツレ 大久保治一
合 浦 シテ 安村慶次郎(昭4) ワキ 戸野本時彦
祝言 午後五時
(妻純子の葬儀には多数のお見送りをいただき、厚く御礼申し上げます。=渡辺藤四郎)
◇五月例会は、五月二十五日(第四土)午後一時より交詢社にて開催。当日は天気不良
のため参加者は十名であった。(渡辺幹事は謡なし)
番 組
子方 大角征矢
貫之 岡田茂義(昭4)
草子洗小町 シテ 岡田夫人(茂義氏夫人) ワキ 安村慶次郎
鵜 飼 シテ 丸山語郎(大14) ワキ 岡田茂義
ワキツレ 吉野正二
(三木氏の計らいで渡辺幹事喪中のため鵜飼のキリをもって祝言にかえた)
有志にて恒例の松竹梅酒蔵での食事中、戸野本氏が姿を見せられ、懇親会も定着した
ようです。
◇六月例会は六月二十二日(第四土)午後一時より交詢社にて開催。当日は梅雨特有の
むし暑い不快指数の高い日でしたが、十名が出席しました。
番 組
ツレ 中田夫人(故友次郎氏夫人)
賀 茂 シテ 北岡源太郎(昭5) ワキ 大久保治一(昭11)
通 盛 シテ 高田夫人(故透氏夫人) ワキ 渡辺藤四郎(昭13)
母 大久保治一
五郎 瀧野 晋
小袖曽我 シテ 戸野本時彦(昭13)
独 吟 卒都婆小町キリ 三木静雄
ツレ 高田夫人
山 姥 シテ 安村慶次郎(昭4) ワキ 吉田 誠(昭14)
祝言 午後五時
丸山語郎氏夫人(七十九歳)六月七日、脳血栓にて急逝されました。高田夫人、安村、
渡辺の三名が六月十一日お宅を訪ね、神前にお参り致しました。
(渡辺 記)